ケアマネージャーは正式名称を「介護支援専門員」と言い、要介護認定を受けたお年寄りに対して、ケアプランを作成する仕事です。医療・介護・福祉の分野に関するトータル的な専門知識を生かし、要介護者の状況に合わせたサービスを計画し、市町村等とも連絡調整を行いながら要介護者が自立して生活できるようにサポートを行います。その他には、要介護認定の申請代行や介護報酬の給付管理も行います。
１.　お年寄りやその家族の介護相談
２.　ケアプランの作成
３.　要介護認定の書類作成代行

ケアマネージャーになるには、都道府県が実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」への合格が必要です。試験を受験するためには、看護師や保健師、理学療法士、社会福祉士等、保健医療系・福祉系の国家資格を持った上で実務5年以上、900日の経験を有しているか、老人福祉施設や在宅介護サービス業などでの実務経験5年～10年が必要となります。さらに、試験合格後は実務研修を受け修了することで、ケアマネージャーの資格が得られます。

ケアマネージャーには、大きく分けて2つの働き方があります。ひとつはデイサービスや訪問介護といった自宅で生活する方を担当する「居宅ケアマネ」。そして、もうひとつが介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、介護療養型医療施設などの施設に暮らす方を対象とした「施設ケアマネ」です。